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モノフル/トラック受付・予約サービスで複数箇所積み卸し新機能

2019年10月29日/IT・機器

日本GLPのグループ会社モノフルは10月29日、トラック受付・予約サービス「トラック簿」において、業界初となる複数箇所での積み卸しに対応する新機能を提供すると発表した。

<新機能画面イメージ①統合管理画面>

20191029monoful1 - モノフル/トラック受付・予約サービスで複数箇所積み卸し新機能

<新機能画⾯イメージ②作業場ごとのメイン画面>

20191029monoful2 - モノフル/トラック受付・予約サービスで複数箇所積み卸し新機能

複数箇所での積み込み、荷卸し作業を必要とする現場では慢性的な問題として、「各作業場の庫内作業者には次に来るトラックの情報がないため、事前の準備が困難」「拠点全体の管理者は各作業場の状況を把握できず、適切な差配ができない」「前記2点の結果、作業と作業の間に待機時間が発生し、それらが積み重なることで結果として長時間待機につながる」がある。

新たな機能では統合管理画面を設けることによる⼀覧性の向上と、作業場ごとのメイン画面における作業優先順位の明確化によりこれらの問題を解決し、ドライバー、庫内作業者、拠点管理者それぞれの負荷を大幅に削減する。なお本機能については特許出願中であり、提供開始は2020年春を予定している。

モノフルの藤岡 洋介社長は「きめ細やかな物流オペレーションが求められる昨今、複数箇所での積み卸し作業はメーカーの工場・倉庫、卸売・小売企業の
倉庫・配送センターなどサプライチェーン全体において見受けられる。これまで複数箇所におよぶ作業を最適化する汎用サービスは存在しなかったが、今回モノフルが業界に先駆けて、物流現場で課題を抱えるユーザーに提供できることになった。また、サービスの提供開始前ではあるがすでに⼀部メーカー、メーカー物流、卸売・小売業などの顧客から導入を検討したいという声もあり、この機能に対する期待の大きさを感じている」と述べている。

なお、モノフルでは本年4月に、物流施設や工場などにおけるトラックの長時間待機問題を解消するトラック受付/予約サービス「トラック簿」を提供開始。半年間で順調にユーザー数を伸ばすとともに、その利用実態や機能追加の要望を受けて継続的に機能の充実を図ってきた。その中で特に多くのユーザーから挙げられた課題が、複数箇所での荷積みおよび荷卸し作業を必要とする現場における待機時間削減や庫内作業の効率化だった。

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