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キリンビバレッジ/工場前「門前倉庫」新設でトラック4000台削減

2020年01月24日/SCM・経営

キリンビバレッジは1月23日、生産工場前に原材料納入のための「門前倉庫」を設置することで、2017年比二酸化炭素排出量1000トン、トラック4000台を削減すると発表した。

<堀口英樹社長>

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2020年事業方針発表会で、堀口英樹社長が明らかにしたもの。

同社は2019年、持続可能なSCM体制への再編成を開始。異常気象などのリスク低減、在庫の分散化のため、物流拠点「キリンゲートウェイ」を関西に2カ所、関東へ1カ所設置。「門前倉庫」の試験運用を開始していた。

2020年は、さらに中長期的な体制構築のため、厚木に「キリンゲートウェイ」を新設、今後東北にも拠点を構える考えだ。

また、「門前倉庫」の運用を本格展開。堀口社長は、「当社工場の受け入れ態勢が整っていなくても、サプライヤーが納品しやすいよう、彼らのスケジュールで納品でき、原材料などを保管しておける門前倉庫を設置していく。待機時間、荷役時間の削減、CO2排出量低減にも貢献できる」。

長期的な物流施策について、「ドライバー不足、物流費高騰で業界全体で5年後には、3%程度4000万~6000万箱の貨物が運べなくなる時代が来ると考えている。運びやすい生産体制、得意先との連携、ドライバーが働きやすい環境などSCM体制をより強化する」としている

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