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佐川急便/北海道新幹線を使った貨客混載輸送を検討・進捗発表

2020年02月13日/SCM・経営

佐川急便は2月13日、北海道旅客鉄道(JR北海道)と、宅配便荷物を在来線旅客列車で運ぶ貨客混載輸送に取り組んでいるが、次のステップとして、北海道新幹線を使った輸送の検討を行っていると発表した。

これまでの検討において、一定程度の進捗がみられたことから報告となったもの。なお、事業化については、実車検証の結果などを踏まえて、関係機関等と調整していくとしている。

在来線における貨客混載輸送の取り組み状況では、昨年4月に、JR北海道の宗谷線 稚内駅・幌延駅間において、幌延町向けの宅配便荷物を旅客列車で運ぶ貨客混載輸送事業を開始し、現在は、1日あたり約50~60個の宅配便を輸送している。

北海道新幹線を使った貨客混載輸送の目的として、佐川急便では、北海道・本州間の輸送ネットワークの効率化による配送品質の向上を図り、これまでより短いリードタイムでの輸送を可能にする新しいサービス展開の実現を目指している。JR北海道としても、北海道新幹線を有効活用できることから今回取り組むこととしたもの。

<スキーム>

20200213sagawa - 佐川急便/北海道新幹線を使った貨客混載輸送を検討・進捗発表

検討中のスキームでは、北海道新幹線 新函館北斗駅・新青森駅間で、客室内へ宅配便荷物を収納した専用ボックスを積載して輸送することを検討している。

実車検証は3月上旬の予定。

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