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鴻池運輸/100億円超投じ、神奈川・愛知など5か所に配送拠点

2020年04月14日/物流施設

鴻池運輸は4月14日、神奈川県海老名市にサントリー向けの高効率配送拠点倉庫「海老名流通センター」を開設し、本格稼働を開始した。

<海老名流通センターが入居するSOSiLA海老名>

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海老名流通センターは、住友商事が建設した鉄骨4階建ての「SOSiLA海老名」内の3・4階部分を賃借して開設。主にサントリー製品を対象とした配送センターと製品の備蓄倉庫として稼働する。

<マジックラック>

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<三菱ロジスネクスト製の無人フォークリフト>

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庫内には、住友重機械搬送システム製の自動格納ラック「マジックラック」や、オムニヨシダ製の垂直搬送機など、多彩な自動化設備を導入。

マジックラックは、一般的な自動格納ラックと比較して、建屋に合わせた自由なラック配置や、天井高が限られた倉庫内での高密度保管が可能で、地震などの災害リスクにも対応していることから、サントリーMONOZUKURIエキスパートと鴻池運輸の食品プロダクツ本部、鴻池技術研究所、東日本支店などが協働して検討を重ね、採用を決めた。

今後は、サントリー製品を扱う北関東流通センター内の平置き倉庫で改善を重ね、実使用を開始している三菱ロジスネクスト製の無人フォークリフトについても導入を予定している。

<青梅流通センター(Landport青梅II)>

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今後、鴻池運輸では、海老名流通センターに加えて、3月に稼働した「青梅流通センター(東京都青梅市)」や、6月に竣工予定の「愛西流通センター (愛知県)」のほか、長野と北海道でも2021年夏頃をめどに食品・飲料向け倉庫の開設を予定している。

5拠点への投資額は計100億円超となる見込みで、愛西流通センターには海老名流通センターと同様にマジックラックなどの自動化設備を導入するほか、三菱ロジスネクスト製の自動フォークリフトについても海老名流通センター以外の倉庫へ導入を進める計画だ。

■海老名流通センターの概要
所在地:神奈川県海老名市中新田5-18-1(SOSiLA海老名内)
延床面積:9276坪(地上4階建ての3・4階部分)
搬送設備:エレベーター2基、垂直搬送機8基
特徴:低床式バース、マジックラック導入
稼働開始日:(入庫開始)3月2日
(本格稼働)4月14日

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