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日本GLP/92億円投じ、茨城県常総市で6.1万m2の物流施設着工

2020年04月22日/物流施設

日本GLPは4月22日、茨城県常総市で延床面積6万1000m2のマルチテナント型物流施設「GLP常総」を起工したと発表した。

<完成イメージ>

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投資額は92億円、竣工は2021年7月を予定している。

GLP常総は、都心から40kmの距離にあり常磐自動車道を利用して約1時間でアクセス可能。周辺エリアにはメーカーの工場が多く、その荷物を扱う物流企業やアパレル関連企業などのニーズが旺盛で、主に保管効率を重視した先進的物流施設への需要がみられる。

そのため、施設では1階の天井高を標準より1m高い6.5mに設定し、荷積み・荷降ろしのスペースを十分に確保することで、保管・作業効率の向上を図るほか、荷物用エレベーターのパレット搬送能力を標準よりも30%向上させる。また、トラックバースには出幅5.5mの庇を設置し、雨天時にも作業しやすい環境を確保する。

テナント区画は最大6区画に分割可能で、最小7000m2から利用可能。2層使いや3層使いも選択可能で、各カスタマーのニーズに合わせた最適なフロアオペレーションの実現に寄与する。

そのほか、築山を活かした四季を実感できる屋外の憩いスペースやカフェテリアを設け、利用者の快適性を高めるほか、自動車通勤が多いエリアであることを考慮し、想定就労人数を100%カバーする200台超の通勤者向け駐車場の整備。庫内ではビッグアスファンを設置するなど、働きやすい環境を提供し、雇用の確保をサポートする。

日本GLPの帖佐 義之社長は「GLP常総は、首都圏へのアクセスに優れ、拡大する物流集積地の流山からも至近。周辺エリアの顧客の保管・作業効率化へのニーズをとらえ、GLPならではの施策によってそうしたニーズを満たすことで、快適で働きやすい労働環境も整備した希少な先進的物流施設を開発する」とコメントした。

■GLP常総
建設地:茨城県常総市内守谷町
アクセス:常磐自動車道「谷和原IC」から4.5km
敷地面積:4万2000m2
延床面積:6万1000m2
構造:地上3階建て、耐震・鉄骨造
着工:5月
竣工:2021年7月(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)
投資額:92億円

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