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デリカフーズ/週に1度の運休日を設け物流事業は黒字体質化

2020年05月19日/SCM・経営

デリカフーズは5月19日、2020年3月期決算説明資料を発表し、物流事業は黒字体質化となったと発表した。

物流事業はグループのエフエスロジスティックスが担当しており、売上高は6300万円(前期比93.9%増)、経常利益は800万円(前期は1200万円の経常損失)だった。

事業拡大・物流網構築のための人員・車両確保費用の発生、原油価格高騰に伴う燃料費の上昇等があったが、10月より一部顧客の協力を得て週に1度の運休日を設けたこと、コスト削減活動を強化したこと等で黒字体質化となったとしている。

また、物流子会社の拡大状況について、全国2万8000店舗・配送車400台(協力会社車両含む)のチルド配送網を活用し物流改革に着手。365日24時間チルド配送では、外食・中食産業の店舗まで直接納品、365日便を活かし野菜外の商品も取扱っている。

デリカフーズの拠点を繋ぐ幹線物流網では、デリカフーズグループ各拠点を幹線便で繋ぎ、共同調達・在庫コントロール・野菜外商品の流通に展開。

様々な調達を可能にする調達物流では、配送網を活用し、納入便から引取り便へ順次変更。生産者の負担軽減・関係の強化を図っている。

物流機能の商品化では、「平日お値打ち便」として、積載率の低い平日を利用した野菜外商品の配送サービスを、「資材お助け便」では、物流難に直面する資材を野菜と一緒にお持ちするサービスを、「幹線あいのり便」では、東京、名古屋、大阪の幹線便をお値打ちに提供するサービスを開始している。

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