日野自動車は6月2日、子会社のNEXT Logistics Japan(NLJ)が、ニチレイロジグループ本社、日本梱包運輸倉庫、三菱UFJリースの3社から、合計4000万円の出資を受けると発表した。
3社を新たなパートナーとして迎え、各社の知見や技術を結集し、深刻化する物流の課題解決に向けた新たな幹線輸送スキーム構築を加速させる。
具体的な取り組み例として、ニチレイロジグループの低温物流への豊富な知見を生かし、業界ニーズの大きいコールドチェーン輸送を行うことで、積み荷のバリエーションを増やす。
日本梱包運輸倉庫とは、同社が多数保有するダブル連結トラックのノウハウを活用し、前後の荷室毎に温度設定を変えることで常温・低温荷物の同時輸送を実現。また、後側の荷室を、クロスドックで別の連結トラックと交換するスキームによって、効率的で柔軟な輸送を実現する。
三菱UFJリースとは、同社や三菱UFJフィナンシャル・グループ各社のノウハウによって、将来的なクロスドック拡張などにも迅速に対応可能な物流施設の開発・保有に加え、アセットマネジメントスキームを構築する。
■NEXT Logistics Japanの概要
所在地:東京都新宿区西新宿8-1-2 PMO西新宿 5F
設立:2018年6月1日
資本金:6億8300万円(資本準備金含む)
株主:アサヒグループホールディングス、江崎グリコ、千代田運輸、トランコム、ニチレイロジグループ本社、日本梱包運輸倉庫、日野自動車、三菱UFJリース、ユーネットランス(五十音順)