国交省/日本主導の小口保冷配送サービス国際規格ISO23412発行

2020年06月03日 

国土交通省は6月3日、国際標準化機構(ISO)において、日本が主導し、官民一体となって取組を進めてきた小口保冷配送サービスにおける適切な温度管理を実現するための国際規格が発行されたと発表した。

<主な規格内容>
主な規格内容

日本では、2016年3月以降、我が国物流システムの国際標準化等の推進に関する連絡検討会」(事務局:国土交通省)において、物流事業者・業界団体・関係省庁が連携し、オールジャパン体制で標準化の検討を進めてきた。

さらに、ASEAN各国との物流政策対話及びワークショップ等を活用し、各国の物流関係省庁、標準化機関等との連携を図った結果、2018年1月にISOにおいて日本提案による新たな委員会(小口保冷配送に係るプロジェクト委員会が設立され、日本は議長国として、ISOにおける議論を主導してきた。

今回、ISOで行われた発行の是非を問う最終投票において全会一致で可決され、2020年5月28日にISO23412が正式発行されたもの。

ISO23412は、輸送過程において積み替えを伴う保冷荷物の陸送配送サービスについて、適切な温度管理を実現するための作業項目を定めている。主な内容は「保冷配送サービスの定義」「輸送ネットワークの構築」「保冷荷物の取り扱い」「事業所、保冷車両、保冷庫、冷却剤の条件」「作業指示書とマニュアル」「スタッフへの教育訓練」「保冷配送サービスの監視と改善」となっている。

この規格が普及することにより、日本の物流事業者の小口保冷配送サービスの品質が適切に評価され、国際競争力が強化されることが期待される。また、各国での市場の健全な育成と拡大に寄与することが期待される。国土交通省は、この規格のASEANを中心とするアジア諸国での普及に向け、引き続きオールジャパン体制での取組を行っていくとしている。

■ISO23412の正式名称
ISO 23412:2020 Indirect, temperature-controlled refrigerated delivery services – land transport of parcels
with intermediate transfer

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