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三井倉庫HD/新しい働き方として「カムバック制度」導入

2020年07月03日/SCM・経営

三井倉庫ホールディングスは7月3日、新しい働き方の制度の一つとして「カムバック制度」を新設し、導入すると発表した。

これは、育児、介護、あるいは配偶者の転勤等の諸事情により本人の就業継続意欲にも関わらず同社を退職せざるを得なかった元従業員が、その後再び就業できる状況となった場合に正社員として同社に再び就職できるようにする制度。

意欲の高い元従業員にとって従来の就業形態では復帰が難しかった場合でも、昨今多くの企業で本格的に制度導入が進んでいる在宅勤務や時差勤務を活用することにより、復帰に際しての柔軟な働き方が可能となる。

また、これまでの経験や業務への適性を再び発揮できる就業機会が得られることになる。さらに、現従業員にとっても将来的なキャリアプランの選択肢が増えることとなり、多様な働き方を視野に入れることが可能となる。

新型コロナウイルスの影響下、顧客のサプライチェーンにも変更や見直しがグローバルな規模で生じることが予想される。三井倉庫グループはその変化に対応しプロアクティブに最適なソリューションを提供していきたいと考えている。その際に、一度は職場を離れたものの業務に精通した人材に復帰して再度活躍してもらえる制度を整えることは、グループが提供する物流サービスの一層の質の向上と顧客のサプライチェーン見直し支援にも大いに貢献すると同時に、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の中の5.「ジェンダー平等を実現しよう」8.「働きがいも経済成長も」の課題解決にも通じるものとなる。

この制度の導入により全ての従業員がその能力を十分に発揮し、多様な働き方を選択できる職場環境の構築を進めていくとともに、「顧客から信頼される真のファーストコールカンパニー」として価値ある物流サービスを提供していくため、今後も様々な取組みを進めていく、としている。

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