郵船ロジスティクスは8月4日、これまでの自然災害による経験を踏まえ、非常事態でも顧客の大切な貨物と現場従業員の働く環境を守り、通常業務を継続するための十分な電力供給を目的として、成田ロジスティクスセンターおよび中部ロジスティクスセンターでの非常用発電機を見直し、緊急時対策を強化したと発表した。
成田ロジスティクスセンターでは、予測不能な自然災害による人命保護の観点、また一部事務所内および保冷施設を最低限守ることを目的としてこれまで非常用発電機を設置していたが、昨年の台風15号による成田地区の大規模停電が長期に及び、通常のオペレーション業務ができるようになるまでには一定の期間を要した。
今後も、同様の自然災害による停電発生リスクは考えられることから、通常業務を継続する上で必要な電力が確保できるよう、現在2基設置している非常用発電機のうち1基の容量を7月下旬に増強し、同センターの全事務所・倉庫で通常稼働が可能な電力を確保した。
かねて設置を計画していた中部ロジスティクスセンターにも同タイミングで非常用発電機を新設し、非常事態でも通常のオペレーション業務が継続できる体制を整えた。非常用発電機は津波や地震による液状化現象にも耐えうる同センターの屋上に設置している。