南日本運輸倉庫、アプライズ/ベトナムで人材育成会社設立

2020年09月15日 

南日本運輸倉庫とアプライズは9月14日、ベトナムハノイに日本の物流業界の課題「人手不足」を解消する目的で、人材育成を主軸とする合弁会社を設立することで合意したと発表した。

<南日本運輸倉庫で働くベトナム人スタッフ>
南日本運輸倉庫で働くベトナム人スタッフ

新会社は、日本の物流業界を救う人材、ひいては世界で活躍できるグローバル人材の育成を目指す。世界の労働市場に影を落とす新型コロナウィルスのような逆境にあっても、働き続けられる確かな技術と精神を養うプログラムを提供予定。

新会社は、労働を共通テーマとし人々が交流する場としての機能も持つ。集った人達それぞれの自国文化や考え方の違いを新たなイノベーション創出に活かすなど、共創の機会になることも視野に入れている。将来的には、ベトナムでの事例を携え、人材育成と就労機会提供に課題を持つ他国へ展開するなど、活動の舞台を世界に広げていく予定だ。

新会社設立により、「日本に居住している、または来日したいと考えているベトナム人の採用や育成がしやすくなる」「ベトナムと日本の行き来が活発になり、両国で培った技術の融合や情報提供がしやすくなる」「両国で技術の統一化を図るなど、ノウハウ交換が可能になる」「インターンシップ等を活用し、現地の大学・短期大学や高校と連携し、技術指導や人材育成、採用を行うことができる」等をメリットに挙げている。

新会社の役割として、これまで両社が直面してきた外国人スタッフの受け入れによる諸問題や、グローバル人材育成のノウハウを活かし、物流業界を始めとする日本全体のダイバーシティー化に向けて、提言などを行っていく。活動は、日本とベトナム間の事例から始まり、将来的には世界に目を向けたいと考えている。

具体的には、ベトナムで横行する悪質な「ブローカー」の存在によって、技能実習生や留学生が多額の借金を背負わなければ訪日できないという問題がある。こうした問題に対し両社は切り込み、金銭的な負担なく自由に働く場所が選択できるよう悪しき慣習の打破を独自施策のもと行う予定だ。

■問い合わせ
南日本運輸倉庫 戸田統括本部 管理本部
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