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プロロジス/ZOZO専用の物流施設を竣工、つくばエリア3拠点目

2020年09月16日/物流施設

プロロジスは9月16日、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの専用物流(BTS型)施設「プロロジスパークつくば 2」を竣工したと発表した。

<プロロジスパークつくば 2の外観>
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<プロロジスパークつくば 2の内観>
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<竣工式のテープカットの様子>
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ZOZOはフルフィルメント業務全般を行うための最大拠点として2013年から「プロロジスパーク習志野4」一棟すべてを利用するなど、プロロジスのリピートカスタマー。つくば市内のZOZOのBTS型物流施設としては、このほど竣工した「プロロジスパークつくば 2」から6km の地点に「プロロジスパークつくば 1-A」および「プロロジスパークつくば 1-B」が稼働中である。同社は、習志野エリアに次ぐ基幹拠点として、つくばエリアの3拠点を一体的に活用し、フルフィルメント機能を強化する予定だ。

「プロロジスパークつくば2」は、圏央道「つくば中央」ICから約8.0㎞、常磐道「土浦北」ICから約8.5㎞、常磐道「谷田部」IC から約 13 ㎞の地点に立地している。北関東方面への配送および、常磐道を利用して都心方面へのアクセス利便性にも優れた立地。

また圏央道を利用して、都心部を経由することなく東西広域および東日本全域をカバーすることが可能になり、広域戦略拠点としても活用可能な物流適地だ。開発地周辺には住宅地や大学・研究機関が立地しており、現役世代人口の多い、雇用確保にも有利な環境である。また、つくばエクスプレス線「つくば」駅より約 3.5 ㎞と利便性の高い立地だ。

建物の概要では、約 5万m2の敷地に、4階建て延床面積約11万m2の物流施設。1階、3階、4階に合計90台のトラックバースを設け、ダブルランプウェイにより、大型車両が直接上階にアクセス可能である。敷地内の車両動線はワンウェイで計画し、安全性に配慮。また、将来的な庫内オペレーション自動化の可能性も考慮し、ワンフロア最大約2万6000m2を確保している。

環境・省エネへの取り組みとして、全館LED照明とし、2~4階の倉庫部分には、プロロジスが開発に携わった高天井用人感センサー付き LED ベースライトを導入。

環境負荷軽減を図るとともに、入居カスタマーの電気使用量削減に貢献する。また、部分的に壁面緑化を取り入れ、温室効果ガスの低減をめざす。これらの取り組みにより、9 月末には CASBEE Aを取得予定だ。

館内には、緊急地震速報や衛星電話、非常用発電機を設置し、2階には非常時用の荷物搬出口を設けることでカスタマーの BCP(事業継続計画)をサポートする。また、施設内で多くのパート・アルバイトスタッフが働くことが想定されるため、400台以上の駐車場スペースを確保したほか、カフェテリアや売店の設置、全館空調などにより、快適な作業環境を提供する。

■「プロロジスパークつくば 2」概要
名称:プロロジスパークつくば 2
開発地:茨城県つくば市さくらの森 25 番 3
敷地面積:4万9586.84m2
延床面積:11万1895.65m2
構造:地上 4 階建、鉄骨造
着工:2019 年 7 月
竣工:2020 年 9 月末

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