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東大発AIベンチャー/荷札ラベル自動認識AIアルゴリズムを提供

2020年09月17日/IT・機器

東大発AIベンチャーのTRUST SMITHは9月17日、 物流で用いる仕分けシステム用の荷札ラベル自動認識AIアルゴリズムの提供を開始したと発表した。

このラベル自動認識のAIアルゴリズムは、AIによるディープラーニングという画像認識技術を導入することで、iPadなどのタブレットをかざすだけで文字を認識することができるようになり、人間が担っていた作業をコンピュータが、「正確に」、「素早く」完遂する。

これにより、ラベルの見間違いの発生や、正確な荷物の搬送ができないことが数多く発生することを防ぐ。

また、AIを複数のラベルにも対応できる様に学習させることで、ラベルの種類に依存しない文字認識を可能にしている。そのおかげで現在の現場フローと比較して、ラベルの種類の変更や大幅な作業フローの変更をする必要をなくし、ユーザーは快適にシステムを導入することが可能になった。

これにより、複数のラベルを用いた搬入システムを導入しているものの、その全てを一括して読む込む識別装置がない課題に応えている。

さらに、ラベルに荷物を搬送する際に必要な受注情報や集荷情報といった決まった情報しか記入されていないという課題に対して、画像認識で読み取ったデータを物流システムと自動で連携させることで解決した。データをシステムと連携させることで、欠品などのミスが起こった場合もアプリを通じて自動的に認識し異常を感知し、 AI自らが問題を修正することができるようになったという。

同社が提供するラベル自動認識AIアルゴリズムは、すでに現場で稼働している識別装置にも追加で搭載することが出来る。そして、「スピーディーなラベル認識」や「複雑な処理への正確な対応」が可能となるため、 長期的な運用を予定している場合、AIアルゴリズムを導入した方が費用対効果が高くなることが期待されるとしている。

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