SAPジャパンは11月5日、クアルトリクス合同会社と、新しいソリューションであるQualtrics XM for Suppliersの提供を開始した。
企業や組織はこのソリューションを導入することで、ソーシングから支払に至る調達業務プロセス全体で改善が必要な領域を特定して、重要な供給資材の安定確保、一層のコスト削減、リスクの軽減、ビジネスの俊敏性の向上を促進できる。
Qualtrics XM for Suppliersは、企業や組織のSAP Ariba、SAP Fieldglass、SAP S/4HANAソリューションのデータを、SAPの子会社であるQualtrics社が持つリアルタイムのサプライヤーインサイトおよびAI主導のインテリジェンスと結合する。
Qualtrics iQエンジンなどの重要な機能をもつQualtrics XM Platformを通じて、専門知識を新しいソリューションに活用することで、様々なメリットを実現した。
まず、サプライヤーフィードバックを迅速に入手し、インサイトを引き出して、企業全体に見た包括的な情報に基づいた支出決定を行えるようにする。調達チームは、分析結果から出てきたアクションプランを即実行可能になり、ソーシングから支払までのプロセス全てのエクスペリエンスギャップを解消する。
さらに、オンボーディングに始まりトラブル発生からの回復に至るまで、あらゆるタッチポイントでサプライヤーの状況とやり取りが可視化されるため、調達チームはどこで変更を行い、どのような手順を踏むべきかを正確に把握できる。
また、Qualtrics XM for Suppliersにより、調達チーム、財務チーム、サプライチェーンチームは重要な供給を安定確保し、ビジネスの回復力を実現する。
そのほか、コスト削減を促進するとし、ソーシングから支払までのプロセス全体でAI主導のインサイトと推奨事項を入手することで、サプライチェーンに存在するエクスペリエンスギャップを特定し、ROIの向上につながる有利な契約条件を獲得できるようにする。
そして、ソーシングから支払までのプロセス全体で収集したフィードバックを活用することで、サプライヤーとのコラボレーションを促進し、サプライヤーの専門知識を活かして改善が必要なプロセス領域を特定する。