イノアックコーポレーションは3月3日、ワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys(アイ・メディシス)」を発売すると発表した。
システムは、外箱、内箱、寒剤、検体収納板で構成。ワクチンの検体は36本を収納できる。素材とサイズ、重量は、外箱が断熱材で210×280×165mm(内寸)・1300g、内箱はEPSで100×200×80mm(内寸)・60g、寒剤はパラフィン(外袋)・特殊ゲル剤(内容物)で、150×200×15mm・207g×10枚(合計2070g)、検体収納板はPEライトで95×190×23mm・10.5g×2個(合計21g)。
同社では、測定環境が「35℃」「5℃」、予冷条件は23℃で外箱、内箱とも室温に24時間以上放置し、凍結庫から寒剤を取り出し、15~25℃の常温環境に30分放置するなどの条件で保冷性能試験を実施。外気温5~35℃の環境下で、2~8度を12時間保持する性能を確かめた。