日本GLPは3月10日、埼玉県日高市で延床面積約6万7000m2の先進的物流施設「GLP 狭山日高 III」の開発を行うと発表した。
全国でホームセンター事業を展開するカインズの専用施設として、昨年末に1棟全体の賃貸借契約を締結している。「GLP狭山日高III」は、2023年1月に着工、2024年3月に竣工の予定。
「GLP狭山日高III」は、都心から約43km、圏央道「狭山日高IC」から約3.4kmに位置し、圏央道と国道16号の結節点に立地する。首都圏の広域配送および、東名・中央道・関越道・東北道・常磐道へ接続することにより中部以西および東北までアクセスが可能となり、物流拠点として優れた立地にある。
カインズはこの施設を、首都圏エリアの店舗への配送機能と、保管施設機能を併せ持つ「 次世代大型物流センター」として位置づけている。また、物流のデジタルトランスフォーメーション推進に向けてロボット設備導入による自動化を検討している。
施設の特徴として、スロープによる2階への直接アクセスや、1階での 3面バース採用により、保管および配送業務の効率化を図る。加えて、建物外周部にブレースを配置することで、庫内の機械化、自動化に向けた設計の自由度を確保している。また、11台のトラック待機場を設置するとともに、バース予約システムの導入も検討しており、トラックドライバーの負荷軽減に取り組む予定だ。
■施設概要
施設名:「GLP狭山日高III」
所在地:埼玉県日高市上鹿山
敷地面積:約5万5000m2
延床面積:約6万7000m2
構造:地上3階建て、耐震S造
着工:2023年1月(予定)
竣工:2024年3月(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)
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