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ヤマトHD/デジタル人材育成へ全社員に教育プログラム

2021年03月17日/SCM・経営

ヤマトホールディングスは3月17日、経営層を含む社員のデジタルリテラシーの底上げと、デジタル人材の早期育成を図るための教育プログラム「Yamato Digital Academy(YDA)」を2021年度からスタートすると発表した。

<プログラム概要>
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YDAは「経営層向け」「デジタル機能本部内向け」「全社員向け」と階層ごとの研修カリキュラムで構成されており、まず新生ヤマト運輸の社員を対象に開始。順次グループ各社への展開を図り、3年で1000名規模のグループ社員の受講を予定している。

経営層向けカリキュラムでは、経営層や経営幹部候補者に対し、DXに必要な経営資源の分析とリスクへの見識を高め、正しいビジネス判断を可能にする経営プログラムの習得を図る。

デジタル機能本部内向けカリキュラムでは、DX人材の集団である同本部の社員が、各事業本部、各機能本部と協調して新規ビジネス立ち上げに中核的役割を果たすための複数のプログラムを受講。ITスキルを高めるだけでなく、理念研修や全社オペレーション研修などを通じて他本部が手がける事業を理解し、ITを駆使した事業創出力の習得を図る。

全社員向けカリキュラムでは、ヤマト運輸の各事業本部、各機能本部、コーポレート部門のリーダーを対象に、基礎的なDX研修を行い新しい価値を創出できる人材を育成。

各部門のリーダーは研修受講後にミッションや役割を明確にした上で、デジタル機能本部を兼任、または各本部やコーポレート機能でDX推進担当者に任命し、ヤマトグループの企業価値向上に貢献する。

ヤマト運輸の各主管支店のスタッフは、このデジタル機能本部から提供されるデジタルデータを柔軟に活用するための研修を受講し、デジタルツールを使いこなす力を向上させることで、全社員の創意工夫による業務の効率化、高度化を推進する。

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