セイノーHD/DX基軸に流通形態の変化に対応、設備投資300億円

2021年05月13日 

セイノーホールディングスは5月13日、Webでの決算説明会を行った。

田口義隆社長は「今回の数字は6期ぶりの減収、2期連続の減益となった。残念ながら減収減益となったが、現場の頑張りで何とかこの程度に踏ん張ってくれた。これは、流通形態が変化したことで物量が約7%ほど落ち込んだ影響が大きかった」と分析し、「今後、流通形態が変化したことから、我々も素早くトランスフォーメーションを進めてやっていきたい」と話した。

流通形態の変化に対応した取り組みでは、すでに行っている買い物弱者に対する「ココネット」の取り組み、また、セブンイレブンとの「ジーニー対応」、さらに、ギグワークと開始したLCC(ローコストキャリア)で作る宅配の取り組みで、対応するとしている。

現在、ココネットは目標の40%程度の拠点を抑えているが、セブンイレブンのジーニー対応は5分の1程度。ギグワークは4月から始めたばかりだ。数値的にはココネットの拠点数となる。

現在同社では社内にDX(デジタルトランスフォーメーション)の組織を作っているが「オペレーションの効率化、顧客の効率化、顧客の業務の広がり共に、デジタル環境になると予測できるため、自社のオペレーション、顧客のオペレーションでその広がりをつかんでいきたい。現在プランを進めている最中だが、個別の事例としては、倉庫管理システムのCLOUD SLIMS(スリムス)は、我々と顧客の効率化に貢献しており、顕著に伸長している。この延長線上にDX拡大を図っていく」と田口社長。

一方、現在実施中のワクチン輸送については、「情報セキュリティがかかっており、状況を話すことはできないが、ファイザーは動線を確認してガバナンスを効かせているので、その指示に従っている」と話した。

なお、2022年3月期の同社の設備投資については、拠点整備に170億円、車両に80億円、その他を含めて合計300億円としている。

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