大和ハウス工業は5月13日、横浜市都筑区でマルチテナント型物流施設「DPL新横浜II」を着工した。
「DPL新横浜II」は、2020年7月に着工した「DPL新横浜I」(延床面積10万m2、2022年3月竣工予定)と隣接。敷地面積4万1000m2、地上5階建て延床面積9万9000m2の物流施設で、最大10テナントが入居し、7400m2の区画から利用することができる。竣工時期は2022年10月末を予定している。
建屋には、45フィートコンテナトレーラーが各階に直接乗り入れることができるランプウェイ2基を採用し、施設全体で135台分のトラックバースを整備することで、作業効率を最大限に高めた物流オペレーションを実現。特別高圧受変電設備を設置し、マテハン機器などの消費電力量が大きい設備の導入にも対応する。
また、有償サービスとして、Hacobuが開発したトラックの入場予約システムとオンラインチェックインシステムを導入する。BCP対応では免震システムを導入。テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備するため、施設内に保育施設やカフェテリア、無人コンビニ、休憩スペースを設置する。
建設地は、第三京浜道路「港北IC」の出口から450mの距離に位置。2020年3月に「首都高神奈川7号横浜北西線」が開通したことで、「横浜港北JCT」から東名高速道路や圏央道にもアクセスしやすく、都心に加えて東日本全域や東海地方にもアクセスできる立地となっている。
■DPL新横浜II 概要
建設地:横浜市都筑区川向町字南耕地386他
交通:首都高速道路「横浜港北出入口」200m
第三京浜道路「港北IC」出口450m(乗り口まで3km)
JR横浜線・横浜市営地下鉄「新横浜駅」3km
敷地面積:4万1273.44m2
構造:PCa・PC(プレキャストプレストレストコンクリート)造、免震構造
階数:地上5階建て
延床面積:9万8591.33m2
賃貸面積:7万7324.23m2(最大10テナント、1区画約7400m2から入居可能)
1フロア賃貸面積:1万4800m2
建物用途:マルチテナント型物流施設
着工:5月13日
竣工:2022年10月31日(予定)
入居:2022年11月1日(予定)