Mujinは6月14日、物流のあらゆる「見て・考えて・取って・置く」工程を自動化する、知能ロボットソリューションパッケージ「MujinRobot」シリーズの特設ページを公開し、同シリーズを正式リリースしたと発表した。
「MujinRobot」シリーズでは、知能ロボットの脳にあたる「Mujinコントローラ」がロボットの全身を一括でコントロールし知能化することで、各コンポーネントから得る情報を統合して判断し、複雑な工程に対して臨機応変に動くことが可能。現在はデパレタイザー、パレタイザー、ピースピッカーの3機種を展開している。
現行の新モデルでは、ロボットの脳にあたる「Mujinコントローラ」、ロボットの目にあたる「Mujin3Dビジョン」、手にあたる「Mujinハンド」を2020年モデルから次世代機へと移行。特に「Mujin3Dビジョン」については、従来比で解像度を60%向上、処理を高速化、光力を強化、認識領域が拡大、防塵・防水性を強化(IP65対応)、35%の軽量化など改良し、性能向上と機能拡張を実現した。
<ロボットの性能向上で、ミシン目が入った飲料段ボール等も取り扱いが可能に>
具体的には、コントローラとビジョンの性能向上によってロボット処理速度が高速化したほか、ビジョンの認識精度向上とハンドのバリエーション増加によって取扱可能なワークが拡大。
また、ビジョンの光力を強化したことで外乱光の影響を小さくし、より安定したロボット稼働を実現。コントローラのロジック向上でより省スペースでの稼働が可能になったほか、ビジョンの軽量化で設置のために必要だった屈強なフレームが不要になり、導入時の設備費用が低減できるようになった。
■MujinRobot特設ページ
https://www.mujin.co.jp/solution/mujinrobot/
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