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JR貨物/5月のコンテナ貨物輸送量8.0%増

2021年06月16日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が6月15日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は141万4000トン(前年同月比8.0%増)、車扱が47万2000トン(9.0%増)となった。

コンテナ・車扱の合計は、188万7000トン(8.2%増)。

コンテナは、昨年が新型コロナウイルス感染症に伴う景気低迷の影響を大きく受けたため、エコ関連物資と食料工業品を除くすべての品目で前年を上回った。

積合せ貨物がEC需要の拡大や3月のブロックトレイン運転開始等により好調となったほか、化学工業品、化学薬品は自動車生産の回復に伴う原料需要増等で前年を上回った。また、紙・パルプは、昨年の需要低迷に伴う大幅な減産からの反動増により前年を上回った。

一方、エコ関連物資は、一昨年の台風 19 号に関連する災害廃棄物輸送の終了等により前年を下回ったほか、食料工業品は、緊急事態宣言下における飲食店営業規制に伴うビール類の需要低迷により前年並に推移した。

結果、コンテナ全体では前年比 108.0%となった。車扱は、昨年が緊急事態宣言により全国的に外出自粛となっていたことから反動増で揮発油が前年を上回ったほか、石灰石は昨年と比べ鉄鋼の生産調整が緩和されたことから増となった。

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