ダイハツ工業は6月24日、国土交通省にハイゼット等のリコールを届け出た。
不具合の部分はかじ取り装置(ステアリングギヤ)。
ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水がこの取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがある。
全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。
リコール対象車の台数は計16万435台。不具合の件数は69件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001410558.pdf