国土交通省と経済産業省は7月1日、物流分野での環境負荷低減、物流の生産性向上等持続可能な物流体系の構築に関し、顕著な功績のあった事業者に対して、大臣表彰・局長級表彰を行うため、7月1日から8月27日まで、優良事業の募集をすると発表した。
表彰式開催は12月を予定しており、同日開催の「グリーン物流パートナーシップ会議」で、受賞者に、取組内容を紹介してもらう予定となっている。
応募資格は荷主と物流事業者など複数事業者間のパートナーシップにより実施される物流の改善方策を通じ、CO2排出量削減等の環境負荷低減、物流の生産性向上等による持続可能な物流体系の構築を実現した取組(1か月以上の実績があるもの)を行った事業者を対象とする。
選考に当たっては、従来の労働環境の改善、商慣習の見直し、地域等の価値向上、 新規技術の活用等の視点なども踏まえて総合的に評価する。
新たな表彰として、総合物流施策大綱(6月15日閣議決定)の柱である「物流DXや標準化の推進によるサプライチェーン全体の徹底した最適化」や「労働力不足対策の推進と物流構造改革の推進」に則した取組を行った事業者を表彰する「物流DX・標準化表彰」及び「物流構造改革表彰」を新設する。
表彰数が増えることで、優れた取組を行った中小企業を含むあらゆる事業者が受賞する機会も増加することになる。より幅広い取組を高く評価することが出来るようになるとしている。
■応募要領
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001412028.pdf
■2020年度のグリーン物流優良事業者表彰
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001412032.pdf