トランスコスモスは7月5日、インドネシアでEC事業を展開する子会社のPT. transcosmos Commerce(トランスコスモスコマース)が、ジャカルタ中心部への倉庫新設など同国でのEC事業を強化していると発表した。
トランスコスモスコマースは、2018年11月から日本をはじめ世界各国の企業に対してインドネシアでのEC展開を支援。現地5大マーケットプレイス(Shopee、Tokopedia、Bukalapak、Lazada、BliBli)で商品の仕入れ販売を行っており、CASIO、SEIKOの時計や、Vitabioticsの栄養補助食品などの販売実績を持つ。
トランスコスモスコマースは、配送・物流業務でTokopediaにおける1~4月のオンタイムデリバリーレート(期日までの配送割合)100%を達成しており、今後、配送・物流業務を強化するため、4月にジャカルタ中心部に倉庫を新設。7月にはさらに拡充し、大型製品の取り扱いも開始する。また、6月にはアナリストの専門組織を新設し、顧客企業にマンスリーレポートの提供を始めている。
トランスコスモスのASEAN市場向け事業は、ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供。EC支援サービスでは、顧客企業の海外進出状況や現地戦略にあわせて現地市場での展開を支援している。