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三菱商事ロジスティクス/次世代の船腹予約プラットフォーム稼働

2021年07月21日/IT・機器

三菱商事ロジスティクスは7月21日、コンテナ船社の協力を得るとともにTrade Tech Japanと共同で同社が手掛けるアプリケーションを機能拡張し、次世代の船腹予約プラットフォーム「e-Forwarding」を7月から稼働開始したと発表した。

<e-Forwarding概要>
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このシステムでは本邦初の荷主、NVOCC、コンテナ船社の3階層のデータ連携を実現し、船腹予約から貨物動静確認迄の一連の業務をウェブ上で一元的に管理することができる。

取扱い対象はDRYコンテナ、Reeferコンテナ、通常貨物から危険品も含んでおり、社内外の問合せに対応できる専用のサポートデスクを開設し、万全の体制を整えている。

従来の船腹予約業務では、荷主からの輸送依頼に対し、NVOCCは船社毎に本船スケジュールを検索の上、船腹予約を行い、予約状況を都度荷主に連絡していたが「e-Forwarding」では、ウェブ上で荷主から輸送依頼(船腹予約依頼)を受け、NVOCCで必要な情報を追加し、EDI連携にて船社に船腹予約を行う。

船社側の予約確認やブッキング番号の取得、貨物動静情報も同様に自動更新され、船腹予約に関わる情報の一元管理が可能になっている。加えて、船社のスケジュール検索や貨物動静の確認も常時可能になっており、荷主・NVOCC双方の生産性の向上につながる。

近年、日本市場においても各コンテナ船社のウェブサイトを通じた船腹予約(e-Booking)が浸透しつつあるが、現状は船社毎にそれぞれのウェブサイトで船腹予約し、貨物動静の検索を1件ずつ行う必要がある。「e-Forwarding」では、荷主もNVOCCも複数船社の船積み情報を一元管理し、共有することを実現した。

2021年7月現在、先ずは同社が日本で行う船腹予約業務の6割~7割をカバーするコンテナ船社を対象に段階的に導入し、引続き各船社の理解を得ながら接続船社の拡大を図っていくとしている。

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