王子ホールディングスと王子コンテナーは9月3日、佐川グローバルロジスティクス、アルテックと共同で実施した「自動包装システム(Carton Wrap)を使用した輸送箱の最適化包装」の取組みにより2つの賞を受賞したと発表した。
<次世代包装ソリューション 全自動包装機 >
一つは日本ロジスティクスシステム協会主催の2021年度ロジスティクス大賞で「SDGs社会貢献賞」、もう一つは日本放送技術協会主催の第45回木下賞で「改善合理化部門」を受賞したもの。
ロジスティクス大賞では環境に配慮したロジスティクス高度化への取組みが、木下賞では、包装の改善・合理化に効果的な施策を実施したことが、それぞれ評価され受賞に至った。
自動包装システム(Carton Wrap)は、同社が提供している物流センター向け次世代包装ソリューションで、専用資材である連続段ボール「らくだん」を使用し、梱包サイズを最適化することができる。これにより、包装資材(緩衝材など)や段ボール箱の在庫品種の削減、梱包作業の省人化、物流の効率化による環境負荷とコスト低減などの導入効果をもたらした。
なお、このシステムと「らくだん」は、SGホールディングスグループの総合力を結集した国内最大級の次世代型大型物流施設「Xフロンティア」に導入されており、梱包作業を約70%省人化するとともに、梱包サイズを最適化することで、約33%の容積低減などの効果が実証されている。王子ホールディングスと王子コンテナーは、引き続き顧客のニーズに合わせた包装ソリューションの提供を進めていくとしている。