プラスオートメーション(+A)は、富士ロジテック・ネクストと共同で日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が主催する「第38回ロジスティクス大賞」の大賞を受賞した。
<富士ロジテック・ネクストのアパレル物流センターに提供したRaaSの紹介>
受賞テーマは、「物流向けRaaSの活用による庫内仕分けシェアリングサービスの実現」。
同取り組みでは、市場拡大に伴い人手不足が深刻化しているものの、労働集約的なオペレーションや、物量波動への対応、高額な導入コストなどの理由から、EC物流現場への自動化設備の導入が思うように進まない問題を解決するため、富士ロジテック・ネクストのアパレルEC物流現場に、物流向け最先端ロボットをシェアリングして借用するRaaS(Robotics as a Service)を提供したもの。
JILSは、同取り組みについて「作業スペースも物量の波動に合わせてシェアリングにより安価に変動費化した点」と、「導入前コンサルティングから実際の導入・運用・改善までを内包した物流向けサービス(RaaS)としている点」を特に優れていると指摘。
技術進歩の早い設備や物量の波動が大きい場合の自動化設備の導入手法について、従来のように設備を「投資」し、「所有・保守」するのではなく、必要に応じて「利用・活用」することが有効であるとし、これにより、大手企業のみならず中小企業の自動化を促進させ、ひいては物流業界の生産性向上、また、作業環境改善に寄与していくものとして評価している。