いすゞ自動車は10月28日、国土交通省に「ギガ」のリコールを届け出た。
エンジンにおいて、ターボチャージャのタービンインペラの二次共振時の最大応力部に微小空孔が存在した場合に、微小空孔を起点とした疲労破壊によりタービンインペラが破損して異音、白煙排出、出力不足等が発生し、エンジン警告灯が点灯することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、ターボチャージャに異常振動が発生し、ターボチャージャ給油パイプが疲労により亀裂してオイルが漏れ、高温部に付着して火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、給油パイプ、給水パイプおよびパイプ固定用ブラケットを対策品に交換する。なお、上記原因によりタービンインペラが破損した場合には、ターボチャージャを無償で交換する。
リコール対象は「ギガ」の70型式で、計3万8000台。
不具合件数は274件で、17件の火災事故が発生している。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001429323.pdf