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日新/4~9月の売上高24.2%増、営業黒字化

2021年11月08日/決算

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日新が11月8日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高859億3100万円(前年同期比24.2%増)、営業利益36億300万円(前期は2億5100万円の損失)、経常利益43億4400万円(609.0%増)、親会社に帰属する四半期純利益23億6400万円(前期は1億5500万円の損失)となった。

主要セグメントである物流事業の売上高は841億1400万円(25.4%増)、営業利益は38億4800万円(418.2%増)だった。

日本では、航空輸出は海上コンテナ不足による航空輸送への切り替えが継続し、自動車関連貨物の荷動きも好調に推移。海上輸出は、輸送スペース確保に努めた結果、取扱いが増加し、海上輸入も中国からの家電製品輸入が好調に推移した。

アジアでは、自動車関連貨物の増加でタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアの航空需要が好調に推移。ベトナムでは自動車関連のほか、電子部品、家電製品の航空輸出が好調に推移した。コンテナ不足の影響が続くタイでは輸送スペースを優先確保し、海上輸出貨物の取扱いが増加した。

中国では、香港発の家電製品と電子部品の輸出が第2四半期を通して好調に推移。また、物流混乱が続く中、現地法人各社が輸送スペース確保に尽力し、通常貨物に加えて緊急貨物の輸出も増加した。

米州では、自動車関連貨物について、航空輸出の回復に加え、港湾混雑による海上輸入貨物の国内代替輸送が第2四半期を通し継続。また、家電製品の倉庫保管や国内配送業務も堅調に推移した。食品関連では航空輸出、海上輸入ともに取扱物量が増加した。

欧州では、ドイツで家電製品の倉庫保管、国内配送、フォワーディング業務が増加。ベルギーでは自動車関連貨物の輸出入が好調。ポーランドでは7月を底に倉庫業務が回復。英国では7月に主要取引先の自動車生産工場が閉鎖となったが、新たに非日系企業との取引を開始した。

通期は、売上高1530億円(1.9%減)、営業利益64億円(145.1%増)、経常利益73億円(70.3%増)、親会社に帰属する当期純利益49億円(144.1%増)を見込んでいる。

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