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福山通運ほか/夜行高速バス(大阪~仙台線)で貨客混載開始

2021年12月02日/3PL・物流企業

福山通運と近鉄バス、宮城交通、南東北福山通運は12月2日、近鉄バスと宮城交通が共同運行する大阪~仙台間夜行高速バス「フォレスト号」を使用した貨客混載事業を開始すると発表した。

<夜行高速バスへの積載(イメージ)>
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この事業では、近鉄バスと宮城交通が「フォレスト号」の車体下部の荷物スペースに荷物を積載して大阪・仙台のバス車庫まで輸送し、車庫から福山通運と南東北福山通運が当日中に配達先まで届ける。

主な顧客ターゲットとして、工業製品、部品、商品(日用品、衣料品)等を配送する事業者を想定している。

事業概要は、事業エリアが大阪⇔仙台間相互。事業実施日は、毎週月曜日~木曜日の積載(祝日を除く) (到着は毎週火曜日~金曜日の朝)。事業開始日は、2021年12月7日(大阪発、仙台発とも)。

<輸送イメージ>
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輸送イメージは、1.福山通運および南東北福山通運が荷物を集荷し、夕方までに近鉄バスおよび宮城交通の車庫において積み込む。2.大阪~仙台間夜行高速バス「フォレスト号」にて、大阪~仙台間相互輸送。3.福山通運および南東北福山通運が近鉄バスおよび宮城交通の車庫において午前中に荷物を積み卸し、当日中にお客さまに配達する。

期待される効果として、近鉄バスと宮城交通は、空きスペースを有効活用し、新たな収益を確保することができる。福山通運と南東北福山通運は、配送時間の短縮による新規顧客開拓ドライバー不足の解消を挙げている。

今回の事業は既存の高速バスの空きスペースを有効利用した運送サービスのため、新たな投資を行うことなく旅客と貨物の相乗りにより輸送の効率化が図れるなど、様々な効果が期待できる。この事業により、自動車運送事業の維持と生産性向上を図り、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に一層貢献していくとしている。

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