オートストア・システム(AutoStore)は1月18日、急速に変化する倉庫のニーズに対応するため、ビンのハンドリング機能を拡張した「R5+」ロボットを発表した。
この新しいロボットは、220mm、330mmに加え、AutoStoreシステムの中で最も背の高い425mmまでのビンを扱うことができるため、倉庫での大きなアイテムの管理を可能にした。これまでは、AutoStore B1ロボットを導入した場合にのみ利用可能なプレミアム機能を、この度R5+でグローバルに利用可能となった。
R5+は、この新しい機能をR5が10年以上にわたって実証してきた信頼性と最高水準のパフォーマンスと共に顧客に提供。 AutoStoreは、この度シューズなどのフットウェア、半導体、その他同様のアプリケーションなど、より幅広い市場で事業を展開している企業に対して、より経済的に競争力の高い製品をリリース。
R5+に425mmのビンを搭載した場合の最大グリッド高さは、R5に330mmのビンを搭載した場合のグリッド高さよりも若干高くなり、14層のビンで構成されるグリッドの高さは約6044mmとなる。
AutoStoreのCarlos Fernándezチーフプロダクトオフィサーは、「最もシンプルなソリューションが、最大の変革をもたらすことがある。私たちは、小売店が提供する顧客体験の向上を支援するために、イノベーションを続けている。この2年間で私たちが目の当たりにしたことは、小売業界の状況、特にeコマースに関しては、正確さとスピードが求められるようになってきたということ。私たちは、顧客が高いスループットのアプリケーションでさらに競争力を高められるようサポートしていく」と述べている。
オートストア/マルチ温度ソリューションを発表、保管密度もアップ