ZMPは1月18日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」について、YE DIGITALが提供する倉庫自動化システム「MMLogiStation」との連携を発表した。
MMLogiStationは、WMS(倉庫管理システム)と自動化設備の制御を行うWCS(倉庫制御システム)の中間に位置する「WES(倉庫実行システム)」と呼ばれるシステム。
WESは、物流現場の自動化設備連携・作業管理に特化しており、従来WMSが行っていた自動化設備連携・作業管理をWESに分離することで、各システムの役割がシンプルになり、自動化設備の導入や作業手順の変更等、業務の変化にスピーディに対応することが可能となる。
MMLogiStationは、自動化設備の導入をスピーディにするだけではなく、人や機器といった倉庫内のオペレーション全体の最適化を実現し、CarriRoをはじめとする主要な自動化設備を制御するWCSとのインタフェースを「プラグイン」として標準搭載している。
今回、CarriRoがMMLogiStationと連携することで、あらゆるロボットやシステムとシームレスに協働が可能になる。協働はクラウドサービス「ROBO-HI」を通じて実現し、総合的な自動化を提供する。
ZMPでは、MMLogiStationと「CarriRo Fork」や「CarriRo Tractor」の連携についても、順次準備を予定している。