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商船三井/4~12月の売上高26.9%増、営業黒字化

2022年01月31日/決算

商船三井が1月31日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高9285億円(前年同期比26.9%増)、営業利益424億1200万円(前期は10億8200万円の損失)、経常利益4876億9100万円(568.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益4871億8700万円(656.4%増)となった。

ドライバルク船事業の売上高は2679億円(64.5%増)、営業利益は319億円(2547.5%増)で、2021年4月に発足した商船三井ドライバルクで配船の効率化や収益力向上を図ったことが寄与し、前年同期比で大幅な損益改善となった。

エネルギー輸送事業の売上高は2245億円(2.0%増)、営業利益182億円(31.3%減)で、油送船部門が好況だった前年同期比で減益となったほか、LNG船部門では既存の長期貸船契約を主体に引き続き安定的な利益を確保。海洋事業部門では既存プロジェクトが順調に稼働し、前年同期比でほぼ横ばいの損益となった。

製品輸送事業の売上高は3703億円(30.0%増)、営業利益4301億円(972.7%増)となった。このうち、コンテナ船事業の売上高は1986億円(25.7%増)、営業利益は4251億円(697.1%増)で、港湾や内陸輸送も含めたサプライチェーン全体の混乱が続き需給が逼迫し、スポット賃率が前年同期比で大幅に上昇したほか、港湾・ロジスティクス事業の取扱量の回復に伴う増益も寄与し、前年同期比で大幅な増益となった。

通期は、売上高1兆2600億円(27.1%増)、営業利益540億円、経常利益6500億円(386.5%増)、親会社に帰属する当期純利益6300億円(599.6%増)を見込んでいる。

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