キューネ・アンド・ナーゲルは2月18日、アトラス・エア・ワールドワイドの子会社であるアトラス航空と、現在世界で最も高性能な貨物機であるボーイング747-8F型機2機を専用チャーター便として運航する長期契約を締結したと発表した。
この747型機は、ボーイング社が製造した最新の2機。
昨今の輸送キャパシティの課題に対応するため、キューネ・アンド・ナーゲルは2機の最新型B747-8Fをチャーターし、その全貨物スペースをグローバルで独占的に使用する。運用開始は2022年の第3四半期と第4四半期の予定。
この貨物機は、主に太平洋横断レーンなどの需要が逼迫しているトレードレーンで顧客をサポートすることになる。747-8F型機は、非常に高性能な747-400Fと比較しても、積載量を20%高めつつ、燃料消費量は16%低く抑えている。
キューネ・アンド・ナーゲルのYngve Ruud取締役会メンバー・航空貨物担当は、「キューネ・アンド・ナーゲルは航空輸送のマーケットリーダーとして、専用チャーターネットワークをさらに拡大させることで、顧客の長期計画や高品質なサービスをサポートする。私たちは、この度のアトラス航空との提携により、既存のグローバルな輸送キャパシティに、2機のボーイング747-8F型機を新たに加える事ができ大変うれしく思う」と述べている。
アトラス・エア・ワールドワイドのJohn W. Dietrich社長兼CEOは、「キューネ・アンド・ナーゲルが持つグローバルな航空貨物ネットワークに専用のキャパシティを提供し、同社とのパートナーシップを拡大できることを嬉しく思っている。ボーイング747-8Fは、低燃費、大容量、ユニークなノーズローディングなど、先進的な技術を採用しており、グローバルな航空輸送において非常に重要な役割を担っている。私たちはこの2機の747型機をキューネ・アンド・ナーゲルのために運航し、今後数年にもわたって同社のネットワークを支えることを楽しみにしている」と話している。
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