福山通運は3月11日、国土交通省中国地方整備局とNEXCO西日本での西日本エリア初の取り組みである「宮島SAにおける中継輸送実証実験」に参加したと発表した。
この実証実験は、関西~九州間の長距離輸送で、中間地点に位置する山陽自動車道の宮島 SA(広島県廿日市市)でドライバーが車両を乗り換えて交替し、来た方面に戻るというもの。
通常、関西~九州間を往復するドライバーの拘束時間は約15時間となるが、宮島SAで中継輸送を行うことで約7~8時間に半減し、日帰り運行が可能となり、労働時間の短縮につながる。
同社は、この実験を通じて、ドライバーの労働環境の改善と物流業界の働き方改革の新たな取り組みの一助となることを期待し、より安全で効率的な輸送形態の構築を推進していくとしている。
■実証実験の主な概要
実施日程:2022年2月28日~3月11日(平日のみ10日間)
実施場所:山陽自動車道 宮島SA(広島県廿日市市上平良76)
実験方法:ドライバー交替方式