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アルフレッサ、ヤマト運輸等/介護施設向けに月額制サービス開始

2022年03月24日/3PL・物流企業

アルフレッサは3月24日、ヤマト運輸、森永乳業グループ病態栄養部門のクリニコ、凰商事と連携し、4月4日から介護施設での「とろみづけ」の効率化を実現する月額制サービス「TRORINPA(トロリンパ)」の販売を開始すると発表した。

<「TRORINPA」サービスイメージ>
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<サービススキーム>
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<とろみサーバー>
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<パウダー原料>
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<とろみ調整食品>
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同サービスでは、とろみをつけた飲料を提供できる「とろみサーバー」を介護施設に設置し、サーバーメンテナンス等のアフターサービスまでを一括提供するほか、サーバー用パウダー原料やとろみ調整食品を定期配送する。サービスを利用することで、介護施設の職員は都度手作業で行っている食事等のとろみづけを効率化することができる。

サービスの販売は、アルフレッサと代理店契約を締結した調剤薬局が担当。サーバーとサーバー用パウダー原料は凰商事が、とろみ調整食品はクリニコが提供する。ヤマト運輸はサーバーの設置や月間メンテナンス、受発注システムの提供、各種事務局運営の支援、とろみ調整食品等の保管・出荷作業・定期配送を担う。

サーバーはボタン操作のみで簡単に3段階の粘度のとろみづけができ、1杯あたり13秒で提供可能。大容量を一度に抽出するまとめ取りも行える。とろみなし飲料も抽出でき、施設職員用のドリンクサーバーとしても活用できる。

同サービスについて、アルフレッサは3月28日から首都圏の調剤薬局を対象に販売代理店募集を開始し、対象エリアを順次拡大する方針。調剤薬局向けの試飲会を実施するほか、4月4日のサービス開始に合わせて介護施設を対象にしたキャンペーンも予定しており、初年度に200施設への導入を計画している。

アルフレッサとヤマト運輸は、2019年に「医薬品流通研究会」を立ち上げ、両社の経営リソースやノウハウを徹底活用することで、医療・介護従事者や患者、地域に貢献できる安心・安全で確実な新しい流通ネットワークの確立を目指してきた。同サービスの提供はその一環で、今後もクリニコや凰商事など、さまざまなパートナーと連携し、調剤薬局の経営支援に繋がるソリューションの提供や、新型コロナウイルス感染拡大の影響で業務が多忙となっている介護施設の支援に繋がるサービスの開発などを検討していくとしている。

■サービス利用料金
基本使用料(定額):2万2000円/月(税込)
・とろみサーバーの利用料・設置費
・月1回の専門業者メンテナンス料
・年1回のメーカーメンテナンス料
・年1回の浄水器交換料

※サーバー用パウダー原料・とろみ調整食品の費用は利用量に応じて変動。

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