川崎汽船は4月4日、経済産業省のDX（デジタルトランスフォーメーション）認定制度に基づく「DX認定事業者」に選定されたと発表した。
＜「DX認定制度」のロゴ＞
「DX認定制度」は、「情報処理の促進に関する法律」に基づく制度。デジタル技術による社会変革を踏まえ、経営者に求められる対応をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項の対応を行い、DX推進の準備が整っていると認められる事業者が認定される。
川崎汽船は、2021年12月に、DX戦略を策定・公表。具体的な取り組みとして、AIを活用した機関プラントの運転支援システムや見張り・操船支援システム開発を始めとする安全運航の推進、船舶統合管理システム「K-IMS」とAI技術を使った船舶データ解析の深度化を通じた安全で経済的な運航による環境戦略の推進、データを利用した新たな価値創出、通信インフラを整備・活用した輸送品質の向上などを行っている。
同社では、長年で培った運航技術に加え、デジタル技術も活用することで、自社のコアバリューの安全・環境・品質を磨き上げ、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指すとしている。
