Hacobu(ハコブ)は4月14日、配送案件管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」に、CO2排出量の可視化機能を追加したと発表した。
<「MOVO Vista」のCO2排出量表示画面>
今回の追加機能では、MOVO Vistaで、配送案件ごとのCO2排出量を可視化し、削減に向けた取り組みで具体的な検討ができるようになる。CO2排出量は経済産業省、国土交通省が作成した「ロジスティクス分野におけるCO2排出量算定方法共同ガイドラインVer.3.1」の燃費法に基づき算出する。
事業者のサプライチェーンでの事業活動に伴い発生する温室効果ガス排出量「サプライチェーン排出量」で、スコープ3の輸送・配送のカテゴリーは、多くが自社以外からの排出量のため、把握が難しいとされている。
MOVO Vistaでは、新機能で、業務の生産性向上、属人化解消と同時に、CO2排出量のデータが自動的に蓄積されるため、難しいとされる輸送・配送のCO2排出量の把握を、現場に新たな負荷をかけることなく実現できるとしている。
MOVO Vistaは、荷主、元請け、運送会社の間での、電話、ファクス、メールといったアナログなコミュニケーションをデジタル化し、業務の生産性向上、属人化を解消するサービス。
また、企業間でやりとりされる配送案件をデジタル化し、商流情報と物流情報を配送案件にひもづけて管理するため、輸配送業務全体の最適化も行えるという。
Hacobuでは、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル促進のため、引き続き機能開発を行っていくとしている。