花き流通を担うJFIグループの構成企業である3社（豊明花き、フラワーオークションジャパン、日本植物運輸）は6月22日、花き流通におけるDXを推進させることを目的に、新会社JFIソリューションを設立したと発表した。
事業内容は、花き流通に関するシステムの開発と出荷者、卸業者、販売業者、物流業者へのサービスの提供で、今後、取引先のニーズに合わせて拡充していく。
花きは他の農林水産物と比べ多種多様な商品が小ロットで流通しているため、商取引や物流が煩雑になり、流通コストが高くなってしまう課題を抱えている。
こうしたなか、豊明花き、フラワーオークションジャパンの両卸は花き流通で約400億円の規模となり、日本植物運輸はこの輸送を支えてきた。
新会社では、これまでに各社で蓄積してきた実績（下図）とノウハウを新会社で共有し、新たな花き流通プラットフォームを開発することで花き業界の抱える課題解決を図る。
＜豊明花きの取引におけるEC化率の推移＞
これにより課題解決が促進されるとともに、花き流通のDX化をより加速させ、花と緑に溢れる豊かな暮らしに貢献していくとしている。
■新会社の概要
会社名：JFIソリューション
本社所在地：東京都大田区東海2－2－1
事業内容：花き流通における各種システムの開発、情報サービスの提供
資本金：1000万円
株主：豊明花き、フラワーオークションジャパン、日本植物運輸
設立：2022年6月17日
