ジャパン マリンユナイテッドは6月24日、広島県の呉事業所でNIKKORI SHIPHOLDING(ニッコリ シップホールディング)向けのVLCC(大型タンカー)「TENSHO(天翔)」を引渡したと発表した。
同船はマラッカマックス型VLCCの次世代船。
特長として、SOxスクラバーを搭載し、2020年1月1日から一部指定海域を除いた一般海域で適用されている燃料油中の硫黄分濃度規制に適合。バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持に適合するなど、さまざまな環境規制に対応している。
また、最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型と併せて、独自の省エネデバイス「Super Stream Duct」「SURF-BULB」「ALV-Fin」の最適化や、最新式電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用で、燃費性能を向上させている。
■主要目
全長:339.5m
幅:60.00m
深さ:28.50m
喫水:21.05m
総トン数:16万698トン
載貨重量:31万924トン
主機関:W7X82ディーゼル機関1基
航海速力:15.40ノット
定員:34名
船級:NK
船籍:LIBERIA