OSPROは7月20日、通販事業者やメーカー、小売店舗向けの返品ソリューション「OSPRO リバース・ロジスティックス」をリリースしたと発表した。
同ソリューションは、返品作業全般を受託、小売事業者と取り決めした手順に従い返品処理を行うもの。
<OSPRO リバース・ロジスティクス>
手順は簡単。OSPRO指定の倉庫へ、返品希望者もしくは小売店舗などから対象商品が届くと、即時にデータベース化し、最適な方法を導き出して処理を行う。処理方法は、再販処理・再出荷、独自再販ECによる販売(構想中)、2次業者への販売、素材再生・販売、途上国などへの寄付、廃棄処分など。小売事業者はシステムから処理情報のステータスが確認できる。
<システムは2種類>
システムは、小売事業者とAPI連携により返品可能なタイプと、すぐにサービスを受けたい小売事業者向けのスタンドアローンタイプの2種類を用意。また、通販事業者には返品するユーザー宅まで集荷に行くサービスも展開している。
OSPROでは、同サービスは小売業者ごと、もしくは販売サイトや店舗ごとの要望によりオーダーメイドの返品処理作業を行う形をとっているが、特に要望が無い限りは廃棄処分を極力少なくする手段を講じるなど、サスティナブルに貢献していきたい考え。
なお、ジェトロの調べによると、2021年の米国小売市場の返品総額は7610億ドルで市場全体の16.6%となっており、2020年の10.6%から上昇している。