ANAホールディングスが8月1日に発表した2023年3月期第1四半期決算によると、貨物収入は国際線が947億円(前年同期比43.5%増)、国内線が59億円(0.1%減)となった。
国際線貨物では、ウクライナ情勢の影響によって欧州路線の一部で運休が続いたほか、自動車部品等の需要が減少したことなどから輸送重量は前年同期を7.4%下回った。
一方で、海上輸送混雑の影響が継続したことに加え、収益性の高い北米路線の運航規模拡大や大型特殊商材等の高単価貨物の取り込みなどにより、収入は前年同期を大きく上回った。