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ESR/千葉県野田の物流施設、総合物流企業と全棟契約で満床着工

2022年08月03日/物流施設

ESRは8月3日、千葉県野田市蕃昌で延床面積4万5600m2の4階建てマルチテナント型物流施設「ESR 野田ディストリビューションセンター2」(野田DC2)の地鎮祭を同月2日に執り行ったと発表した。

なお、「野田DC2」は、総合物流企業と全棟の賃貸借契約の締結により着工前に満床となっている。

<「ESR 野田ディストリビューションセンター2」完成イメージ>
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「野田DC2」は、ESRにとって着工ベースでは全国で33件目、千葉県内では8件目のプロジェクト。2019年に竣工した「ESR 野田ディストリビューションセンター」から3.7kmの距離にある。

「野田DC2」は国道16号線に面しており、視認性の高い立地。また、国道16号線と国道4号線の交差点「庄和IC」から7km、常磐自動車道「柏IC」から10km、東北自動車道「岩槻IC」まで20kmと、主要幹線道路にアクセスが可能で、東京港や成田・羽田空港など輸送インフラ拠点からの中継地点としても利便性が高く、首都圏のみならず、東日本全域への広域配送拠点として強みを有している。

建物は4階建ての耐震構造で、1階は両面にトラックバースを配置。大型車両は入口と出口を分け、敷地内の車両動線はワンウェイとし、大型車両の待機スペースを十分に確保することで、安全性に配慮した効率的な入出庫オペレーションを実現する。また、バース前の車路は一部壁がなく、柱のみで建物を支えるピロティ形式を導入し、雨天時に影響を受けにくい構造になっている。

倉庫部分は1階から4階まで荷物用エレベーターと垂直搬送機による高い縦搬送能力を備え、床荷重1.5t/m2、梁下有効高さは1階から3階は5.5m、4階は6.0m以上、柱ピッチは間口11m×奥行11mを確保し、物流運営の効率性と汎用性を重視した設計を行っている。

さらに「野田DC2」では、ESRのの基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づき、倉庫区画を含め全館空調付きとするなど、従業員に安全で快適な就労環境を提供。通勤の利便性を高めるため駐車場146台および駐輪場(自転車80台、バイク60台)も設けている、また、「野田DC2 」は東武野田線「七光台駅」まで2kmの距離にあり、人口密集地にも近く、周辺にはコンビニエンスストア、飲食店、量販店や商業施設も多く、入居企業の雇用の観点からも有利な環境が整っており、人材定着の向上にも寄与する。

このほか全館LED照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節水型衛生器具の採用、自家消費型太陽光発電システムの導入など、環境や省エネルギーに配慮した持続可能な物流施設としてBELS5スターを取得。CASBEEAランク評価も取得予定だ。

BCP(事業継続計画性)対策については、日常用自家発電設備を備え、防災備蓄倉庫も設置。停電時でも防災センター、荷物用エレベーター、トイレ等が一定時間使用でき、災害機能を維持できる。また、施設運営・管理のスペシャリストであるESR社内のプロパティマネジメントチームの下、「野田DC2」においてもセキュリティ対策を構築し、非常事態にも迅速に対応するとしている。

■概要
名称:ESR 野田ディストリビューションセンター2
所在地︓千葉県野田市蕃昌(ばんしょう)266-9
敷地面積:2万1556m2(6521坪)
延床面積:4万5600m2(1万3794坪)
構造:地上4階建て/鉄骨造 耐震構造
都市計画地域:市街化調整区域(地区計画)
着工:2022年8月1日
竣工:2023年8月31日(予定)
設計:サンエス建設 一級建築士事務所
施工:サンエス建設・堀建設
開発コンサルタント:グローバルデザイン
アクセス:【車】道4号線「庄和IC」から7km/常磐自動車道「柏IC」から10km/東北自動車道「岩槻IC」から20km、【電車】東武野田線「七光台」駅から2km
東京都心へ40km/さいたま市中心部へ30km/千葉市中心部へ56km/成田空港へ58km/東京国際空港へ62km

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