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YKK AP/米国で3.5万m2の住宅用樹脂窓新工場を建設

2022年08月17日/生産

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YKK APは8月17日、現地法人であるYKK APアメリカ社が、ジョージア州メーコン市に取得した敷地に、新たな住宅用樹脂窓工場を建設すると発表した。

<工場完成予想図>
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新工場は、販売エリアである米国南部6州の住宅用樹脂窓増販に向け、製造供給能力強化と市場競争力のある製造供給体制構築を目的に建設する。高速道路のインターチェンジに近接し、 主要な荷揚げ港からも3時間と交通アクセスのよい立地。建設後、現在2か所に分散するメーコン工場の製造機能をすべて移管予定だ。

新工場では、樹脂素材、ガラスから、窓の加工、組立までの一貫生産体制を構築する。日本の樹脂窓製造ラインである「APWライン」で採用している自動化技術を展開し、生産性を現行から212%とする計画。

また、建屋は、窓からの自然光を取り入れ、屋根・壁の断熱化により省エネ性能を高め、CO2排出量を削減する。更にカーボンニュートラル実現に向けて、創エネ技術の段階的な導入を検討している。さらに、製造ライン内や倉庫・出荷工程における重量物作業の自動化・省人化を図り、作業者にとって働きやすい環境を構築していくとしている。

なお、YKK APアメリカ社は、2021年度、強い住宅需要に支えられ、過去最高の売上高を達成した。また、今回の工場建設については、米国の地元行政府からも歓迎されており、ジョージア州Brian Kemp知事からは、ジョージア州のコミュニティとYKK APの関係を一層強化するものと、ステートメントを発信している。

■新工場計画概要
所在地:米国ジョージア州メーコン市
生産品目:住宅用の樹脂窓および引戸
生産能力:約45万窓/年間
敷地面積:20万2343m2 (今回取得)
建屋構造:鉄筋コンクリート造 地上1階建
延床面積:約3万5000m2
投資金額:1億2500万USD(約166.5億円 ※7月末時点)、 土地・建屋・生産設備含む
工期:着工予定 2022年10月 完工予定 2023年12月
工場稼働予定:2024年1月

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