YKK APは10月9日、中国国内の事業拡大に向けた、アルミ形材製造拠点として「YKK AP江蘇社」を、9月26日に設立したと発表した。
＜完成予想図＞
YKK AP江蘇社は、営業拠点がある上海市や、部品等の製造拠点がある蘇州市からの交通アクセスがよい江蘇省南通市に新たに設立した。南通市は日系企業も多く、雇用を確保しやすい製造拠点に適したエリア。アルミ形材製造拠点として、今後、工場建設を開始し、稼働開始は2026年10月の予定。
今回設立する「YKK AP江蘇社」により、現在取り組んでいる中級市場の開拓および改装事業販売拡大を支える製造供給体制を構築していくとしている。
■YKK AP江蘇社概要
会社名：YKK AP江蘇社
所在地：江蘇省南通市高新技術産業開発区
設立：2024年9月26日
事業内容：アルミ押出形材、窓・サッシ等の製造販売
出資：YKK AP 100％
■YKK AP江蘇社工場概要
建築面積：約6万4000m2
延床面積：約7万8000m2
投資額：3.95億元（約79億円）
着工：2025年5月予定
操業：2026年10月予定
主な生産品目：アルミ押出形材
主な設備：鋳造、押出機、アルマイト、塗装、他関連設備
生産能力：2万9200トン／年
YKK AP／グローバル事業拡大へ向け上海に現地法人設立、調達力強化
