セイノーホールディングス、敦賀市、出前館、NEXT DELIVERYの4者は8月29日、敦賀市金ヶ崎緑地及び東浦地区において、8月20日、地域課題の解決に貢献する新スマート物流の構築に向け、交通弱者等への買物支援を想定したドローン配送実証実験を実施したと発表した。
<ドローン配送実証実験の流れ>
<実証実験に使用された日本発物流専用ドローン“AirTruck”>
<今回ドローン配送された商品(オードブル・プリン・アイスコーヒー)>
この実証実験は、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」を活用した取り組み。
昨年11月には敦賀市、セイノーHD、NEXT DELIVERYの親会社である次世代ドローンの研究開発スタートアップ、エアロネクストの3者が、敦賀市がめざす水素・再生可能エネルギー・ゼロエミ物流等の脱炭素化の取り組みによる高齢化や過疎化等の地域課題の解決に向けて包括連携協定を締結。次世代高度技術の活用により新しい物流のビジネスモデルの構築をめざし、連携して活動している。
具体的には、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流”SkyHub “の社会実装に向けて実施するもので、実施はNEXT DELIVERYが行い、システム的にはSkyHubシステムと出前館アプリを連携させるなどの準備を進めながら、敦賀市での今秋の実装開始に向けて推進している。
なお、本年1月には愛発地区において、敦賀市の地理的特徴を考慮した「市街地・過疎地連結型ドローン物流」の実証実験を実施しており、今回は第二弾の実証実験となる。
新スマート物流/岩手県岩泉町でドローンを組み込んだ共同配送実施