ヤマト運輸は9月1日、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の販売代理店として、タブレット端末を活用した海外引越時の外航貨物海上保険（任意保険）加入手続きを、開始した。
従来の書面による手続きを廃止し、顧客が書類に必要事項を記入する手間の削減と、書類のデジタル化で紛失のリスクを減少させる。また、ホームページに掲載された海外引越や保険に関する案内動画を事前に視聴してもらうことで、多忙な海外引越時の保険加入などの負担を軽減し、顧客の安心・安全な渡航をサポートする。
従来、海外への引越は、渡航先によって長距離かつ複数の中継を経て輸送されるため、貨物が輸送中に損傷するケースがある。そのため、多くの顧客は、貨物の輸送中に偶然発生した事故による損害が補償できる外航貨物海上保険に加入している。
現状、保険に加入するには、引越の下見時や引越当日に、有資格者である引越スタッフから口頭で説明を受け、書面で手続きを行うことが一般的だが、渡航前の顧客は多忙なため、保険内容を十分に理解する時間がとれない、紙の保険書類を引越や渡航の最中に紛失するなどの問題があった。また、初めて海外赴任する顧客には、手続きや書類の多さ、複雑さなどから、引越への不安を感じる人もいた。
そこでヤマト運輸は、顧客の保険加入の負担を軽減し、より安心・安全な海外引越サービスを提供するため、保険会社と連携した手続きのデジタル化に取り組んできたもの。
＜保険加入手続きの流れ＞
保険加入の流れは、1. 事前に海外引越と保険についての案内動画を視聴。2. 下見時または引越当日に引越スタッフが持参するタブレット端末で重要事項説明を受ける。3. 重要事項説明書および加入依頼票が電磁的に交付されることに同意する。4. 重要事項説明書および加入依頼票に電子署名。5. 顧客と引越スタッフにて内容を確認後、重要事項説明書および加入依頼票がPDFで送信。となる。
■海外引越時の外航貨物海上保険（任意保険）加入手続き
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