日本産業車両協会が9月12日に発表した2021年の無人搬送車システム納入実績によると、納入件数は784システム(前年比12.3%減)、納入台数は2613台(9.5%減)となった。
件数・台数ともに2年連続の減少。台数では国内向けは微減にとどまったが、海外向けが大きく減少したことが全体の傾向に影響した。
納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」(44.3%)と「一般機械器具製造業」(10.3%)の2業種向けが全体の過半を占めている。製造業向けが多くを占める傾向は変わらなかったが、非製造業でも「運輸・倉庫業」向けが4.2%(前年比1.3ポイント増)、「卸・小売業」向けが2.6%(1.6ポイント増)と構成比を上げた。
納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が46.5%(13.8ポイント増)と大きく上昇した一方で、「無人けん引車」は45.0%(12.6ポイント減)と低下した。
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