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NX総研/国内貨物輸送は通期で0.5%減、国際貨物輸送は小幅な増

2022年10月07日/調査・統計

NX総合研究所は10月7日、「企業物流短期動向調査(速報) 」と「2022年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)」を発表した。

「企業物流短期動向調査(速報) 」では、2022年7~9月実績の国内向け出荷量『荷動き指数』は4ポイント上昇。2022年7~9月実績の業種別「荷動き指数」は、8業種がマイナスながら9業種で上昇となっている。

<荷動きの実績(見込み)と見通しの『荷動き指数』(速報値)>
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「2022年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)」によると、国内貨物輸送では、総輸送量は2022年度通期で0.5%減と、再びマイナスへ転換。2021年度は、2020年度における大幅な落ち込みの反動などもあって、2.9%増とプラスに反転。一方、2022年度は、生産関連貨物や建設関連貨物のマイナスから、0.5%減と再び水面下の動きに。

2020年度の大幅な落ち込みに対する反動増が続くことに加え、個人消費の増加もあって、消費関連貨物は4%台半ばの堅調な増加に。鉱工業生産の低調などを背景に、上期の生産関連貨物は大幅に減少。下期に持ち直すものの、通年では1%弱のマイナスになるとしている。また、公共投資や住宅投資の大幅な減少を受けて、建設関連貨物は3%弱の減少に。一般貨物に限定すると、1.3%増に。

品類別輸送量では、消費関連貨物は、2020年度における大幅な落ち込みに対する反動増が続くことに加え、個人消費の増加もあって、4.6%の増加が期待できるが、2019年度の水準を約4分の1下回る見通し。日用品、食料工業品、農水産品などには、いずれもプラスの荷動きを期待、としている。

生産関連貨物は、上期については、中国でのロックダウン、半導体など部材類の不足に加え、原材料・燃料の価格高騰の影響を受け、鉱工業生産が低調に推移する中で、5%近い大幅な減少に。下期は3%台のプラスに転換も、通年では0.7%減と再びマイナスに転換。一般機械が伸び悩むほか、自動車は引き続き低迷、化学工業品、鉄鋼、石油製品なども横ばいがせいぜい、とみている。

建設関連貨物は、公共投資に引き続き減少が予測され、大規模公共土木工事の執行が期待できないほか、住宅投資も不振が続くことから、砂利・砂・石材やセメント・生コンなどを中心に2.7%減に。建設業界での人手不足も懸念材料だ。

輸送機関別輸送量では、JRは1.6%増と3年ぶりにプラスへ転換。営業用自動車は、消費関連貨物に堅調な伸びが見込まれ、生産関連貨物も微増に。一方、新設住宅着工戸数や公共投資の減少などを受け、建設関連貨物が水面下で推移することから、トータルでは1.2%増にとどまる。

国際貨物輸送では、外貿コンテナ貨物は輸出の2022年度は1.8%増と小幅ながらプラスを維持。輸入の2022年度は2.2%増と前年度に引き続き増加。

国際航空貨物は輸出の2022年度は0.2%増とかろうじてプラスを維持。輸入の 2022年度は0.4%増と前年度に引き続き増加するとしている。

なお、日本経済については、2022年4~6月期は前期比0.9%増と3期連続のプラス成長に。2022年度は2.0%増と前年度より若干減速すると予測している。

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