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長瀬産業/物流DX加速へ、ベトナムのスタートアップと協業

2022年10月07日/国際

長瀬産業は10月7日、DXを活用したベトナム国内での物流効率化・温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けて、ベトナムで企業間物流のプラットフォーム事業を展開するスタートアップ・LOGIVAN(ロジバン)VIETNAM TECHNOLOGYとの業務提携について合意したと発表した。

なお、GHG排出量削減においては、ゼロボードが開発するGHG排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」と連携。ベトナムでの物流効率化・GHG排出量削減に取り組む同事業は、日本貿易振興機構(ジェトロ)「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されている。

ベトナムでは物流インフラの整備が不十分で、個人事業主や小規模物流業者による非効率な配送やデジタル化の遅れが指摘されている。また、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議 (COP26) でカーボンニュートラルを宣言し、排出量削減が大きな課題となっている。

化学品、樹脂製品、食品素材などを中心にベトナムでビジネスを拡大している長瀬産業は、荷主・配送業者間のマッチングアプリ運営等のプラットフォーム事業を展開するLOGIVANと協業することで、物流データをデジタル化し配送ルート・積載量などの最適化を通してコスト削減とGHG排出量の低減の実現に取り組む。

まずは、長瀬産業のベトナム現地法人であるNagase Vietnamと、その顧客を中心にサービスを展開。同時に、zeroboardとの連携を通じて、顧客の企業活動全体のGHG排出量を算定し可視化することで、最適なGHG排出量削減のためのソリューション提案を行う。

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